Home > Archives >Lévi-Strauss: Noite e Música

トークとピアノの工房 〈レヴィ=ストロース 夜と音楽〉


 フランスの民族学者にして20世紀の思想的巨人クロード・レヴィ=ストロース(1908-2009)。
彼の生涯と思索は「音楽」と深く結びついていました。祖父はパリ音楽大学管弦楽協会の創始者。
曽祖父はベルリオーズやオッフェンバックの協力者だったヴァイオリニスト。レヴィ=ストロースはそうした家族的伝統のなかに生まれ落ち、
幼少時代からドビュッシー、ストラヴィンスキー、サティ、ラヴェル、ミヨーらフランス近代音楽の誕生の息吹を同時代的に受け止めていました。
 レヴィ=ストロース没後3年。2012年10月27日に東京日仏会館ホールに150人ちかい聴衆を集めて行われたこのイベントは、
のちに音楽を思想的モデルとしてインディオの神話研究の領域で偉大な理論をつくりあげたレヴィ=ストロースの生涯や著作にかかわりのある音楽作品を、
新進ピアニスト内藤晃さんのピアノ演奏によって実際に聴きながら、『レヴィ=ストロース 夜と音楽』(みすず書房、2011)を上梓した今福龍太と
音楽批評家・小沼純一さんとの対話によってレヴィ=ストロースの思想の本質浮き彫りにする、例のない形態の催しでした。
このイベントの参加者のために、Gato Azul は特製の手製冊子を制作しました。
フランス文学者・山田登世子さんの書き下ろしエッセイを含む充実の内容はもちろん、
二つ折りの楽譜に見立てたデザイン、カラフルな綴じ糸・・・など、たいへん好評をいただきました。


>>>当日のチラシ(Gato Azul制作)

Photos

Gato Azul Photo

Gato Azul Photo

Gato Azul Photo

Back to Home