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「書物のメタモルフォーゼ」展にあわせて 今福龍太『リングア・フランカへの旅』刊行!



 2020年8月、荻窪の個性的な書店「本屋 Title」で開催された「書物のメタモルフォーゼ 今福龍太の星座」展にあわせ、
Gato Azul はオリジナルの手製本、今福龍太著『リングア・フランカへの旅 ──自由な〈舌〉を求めて』を制作・刊行し、同書店で展示・販売しました。
 本書は、「自由な舌」Lingua franca を合言葉に、味覚の混交と言語の混交とが「舌」という器官=舞台において同時に生起する不思議を、
世界のさまざまな「食の現場」を旅した著者の軽妙なエッセイを通じて考えようとしたものです。
Akikoによる楽しい挿画を多数掲載しており、それも本書の大きな魅力です。
 「暑い日が少しずつ衰えて傾く夕暮れ時には、細かい泡を1.5センチほど頂いたペールエールのグラス一杯があればよい。
すこし脂の乗ったノルウェーサーモンの、やや生に近いスモークフィレが数枚、そこに山盛りのさらしタマネギを乗せてライム半分を絞りかけるか、
あるいは、鮮烈な緑色の乾燥ディルをたっぷり振りかけたあとに、細かく砕いたパルメジアーノ・レジアーノの粉末を合わせてもよい。
仕上げはシチリア産の陽気なオリーブから搾られたエキストラヴァージンオイルを惜しみなく。
そして傍らに絵か写真でも配した書物を一冊・・・。あるいは食材が匂い立つ映画・・・」
(本書より)
 機会があれば、ぜひ手にとってご覧いただければ幸いです。本屋 Titleさんの Web Shopおよび店頭にて購入できます。  



>>>本書の「本屋 Title」さんによる紹介


>>>「書物のメタモルフォーゼ」展の紹介ページ

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