青貓堂セミナー

今福龍太・連続講座
「 ふれる　よむ　かく ── 本の銀河へ 」

　本とは、文字情報には還元できない、人間の知の宇宙全体を構成する謎めいた星々です。モノとしての本にはそれじたい知性が宿り、人間はそれに「触れ」、それを「読み」、その全身体的な経験に立って「書く」ことを続けてきました。ふれること、よむこと、かくことは、本が私たちにうながす、ひと繋がりの豊かな実践行為なのです。私がこれまでいかに本に触れ、どのように読み、その学びから何を書いてきたのか? 　姿も美しく、歴史的な意味を持った特別の「書物」たちを素材にして、皆さんと共に本のきらめく銀河系を探訪してみましょう。

第２回

◆ 奥山裕介（おくやま ゆうすけ）
1983年大阪府出身。大阪外国語大学デンマーク語専攻。後コペンハーゲン大学に留学。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程を単位取得退学。専門は近代デンマーク文学および北欧地域文化論。訳書にM・W・スワーンベリ遺稿詩集『Åren』（LIBRAIRIE6、2019年）、J・P・ヤコブセン『ニルス・リューネ』（幻戯書房、2021年）がある。

■ 今福龍太（いまふく　りゅうた）
文化人類学者・批評家。奄美・沖縄・台湾を結ぶ遊動型の野外学舎「奄美自由大学」を主宰。メキシコ、カリブ海、ブラジルなどで広範なフィールドワークを行う。 現在はサンパウロ・カトリック大学、台湾中興大学などで客員教授をつとめる。著書に『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』(讀売文学賞)『宮沢賢治 デクノボーの叡智』(宮沢賢治賞/角川財団学芸賞)『身体としての書物』『書物変身譚』『リングア・フランカへの旅』など多数。主著『クレオール主義』『群島 - 世界論』 を含む『今福龍太コレクション《パルティータ》』(全5巻)が 2018年に完結した。

第２回青貓堂セミナーの詳細は以下のとおりです。
日時｜2023年4月13日（土）14:00〜16:30
場所｜青貓堂
　　　滋賀県長浜市三ツ矢町1-18（黄土色の建物） → 地図リンク
参加費｜4500円（お茶＋お菓子＋特製冊子付き）
　　　　当日会場にて申し受けます。

お申し込み（参加予約）は、下のお申し込みボタンまたはQRコードからお願いします。＊定員に達しましたので終了しました！

ご不明点がある場合は、＜gatoazulshonan@gmail.com＞までお問い合わせください。

企画制作｜Gato Azul