新しい<世界文学>シリーズ
マリーズ・コンデ『生命の樹』刊行にあわせて著者が来日、講演等が行われました!
(管啓次郎による訳者あとがきを無料で立ち読みできます。)
■東と西
定価:本体1800円
サルマン・ラシュディ=著
寺門泰彦=訳
四六判 224頁 1997.4
いま最も注目すべき作家の最新連作小説。東と西の文化が産みだす悲喜劇を、ときに痛烈に、ときにユーモアたっぷりに描く。ラシュディらしさが横溢した珠玉の9篇。
定価:本体2980円
四六判 448頁 1997.4
チカーノ文学最大の作家の代表作。舞台は砂漠のなかの重度身体障害児施設。ギャング抗争で傷つき、四肢が麻痺して「トルトゥーガ」(スペイン語で亀)と呼ばれる少年の癒しと「再生」の冒険活劇。
定価:本体2400円
四六判 320頁 1997.4
義理の息子が自殺したとの知らせで、急遽、ペテルブルグへと駆けつける作家ドストエフスキー。息子の死の謎を追ううちに、創作者としての自分と息子との相克も明らかになっていく。
定価:本体1800円
四六判 192頁 1997.4
いまアメリカで最も活躍する黒人女性作家(カリブのアンティーガ出身)の処女小説集。母と娘の関係、少女の成長と自我形成、社会的鬱屈など、キンケイドの原点といえる物語が力強い言葉で語られる。
定価:本体1600円
四六判 128頁 1997.4
カリブの美しき故郷のアンティーガを、ウィットをこめて語る。植民地支配からポストコロニアル社会へと移行する小国を、美しく率直な文章で綴った、作家のもう一つの原点。
定価:本体各2800円
四六判 上−448頁、下−400頁 1997.8
1991年・英ブッカー賞受賞作の待望の邦訳。精霊と人間を行きかう少年がみた、愛の、破天荒なマジックリアリズム小説。「道の王」は満たされない! だから事件は起きるのだ。
定価:本体各2400円
四六判 上−320頁、下−312頁 1997.10
本邦訳が第15回渋沢クローデル賞特別賞を受賞しました!
1992年・仏ゴンクール賞受賞作。カリブの都市の貧民窟で、都市計画家と土着の語り部女性が紡ぎだす、流転の街テキサコの物語。この10年で最も注目すべき作品と評価されたフランス語/クレオール語小説、ついに偉業の邦訳なる。
定価:本体1900円
四六判 160頁 1997.11
新しい「クレオール語/フランス語文学」を代表する3人の作家が、共同執筆し、実際に読みあげられた、高らかなクレオール性礼賛。多文化混淆の新しい世界システムを指し示す記念碑的なマニフェストである。
●今福龍太による書評はこちらです。
定価:本体3200円
四六判 440頁 1998.5
1960年パリ生まれの黒人女性ココが、カリブの曾祖父に至る家系を「混血」と躍動の歴史の中にさぐる。カリブ版「ルーツ」ともいえる大河クレオール小説。1988年アナイス・ニン賞受賞作。
●訳者あとがきを無料で立ち読みできます。
●著者が来日した際の、札幌で行われたセッションのまとめはこちらです。
以下、続刊予定
■ベアハート
ジェラルド・ヴァイズナー=著
風間賢二=訳
そのほか多数準備中です
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